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代表者メッセージ(日記)
人を見抜く事とは
先日、ある友人の会社に「デザイナー」の面接を頼まれた。
しかし、社会人になって何十年経ったか、この「面接」という作業だけはどうも苦手でしょうがない。
最初は丁重にお断りしたのだが、「面接の良し悪しに対して責任を押し付けないし、小室の他に私の会社からもう1人面接官を出すから」と言うことなので、渋々依頼を受けることにしました。
この「面接」という作業が、なぜ苦手なのか、それはそもそも自分には、人を瞬間的に見抜く力が無いからで、会って数十分で、人を見抜ける力など本来人には備わっていなはず。
だから、色々と質問等をして相手を観察するのだが、しかしだ、ここで当然「嘘」をつくことも出来る。
私の経験なのだが、もう20年以上前、前々職種の飲食業にいた時、ある女性の方を面接した事があり、採用したのだが、彼女、履歴書には、19歳と書かれ、高校も卒業となっていたのだが、ある事件が起きて、彼女は17歳という事が発覚し、高校も中退していた、勿論学歴は問題が無かったのだが、19歳と言われていたので、すでに成人という扱いで対応していたのだが、彼女はまるで子供ようで、勤務態度という話になるとお話にならなかった。
ま、この例はたいした事ではないが、私がある会社に入った際に、配属された営業所から近くの営業所の所長に挨拶に行った時の事、その所長が、私と数人の人間を見るなり、私を指差し「お前は苦労していない人間だな、お前のような奴は、直ぐに逃げ出すに違いない」とのっけから言われ、「なぜ、そんな事が言えるのですか」と聞いた所、「俺は、その人を見ただけで瞬間的にそいつの事が分かるんだ」と言ってきたので、当時若かった私は、その場で切れまくり、その営業所の所長と大いにやりあってしまった。
しかし、蓋をあけてみれば、その会社に残ったのは「私1人」、彼の言う期待の星達は全て会社から逃げ出したのである。
結局、彼が言う「俺は、その人を見ただけで瞬間的にそいつの事が分かるんだ」とは、勝手に自分で自分を評価しているだけなのである。
結局その所長とは、それ以来、私が他社に引き抜かれるまで、一度も話す事なく終わったのでした。
しかし、この手の人間が大変に多いのは困り者・・・・
自分で自分をみて自分を過大評価している小人にしかみえないね。
食べ物でも、噛んで初めて味がわかるものだし、飲み込んだだけで正確に味なんてわかりはしない。
人だって何年もお付き合いして初めてその人の事がわかるものだと私は思う。
お付き合いの一番長い親でさえ、今でも「こんなところがあるんだ」なんて思うことが私にはある。
また、以前勤めていた会社の所長の話戻るが、そんな根拠のないいい加減な予言しておいて、気持ちが良いのかも知れないが、言われた方は、大変に気分の悪いもの、そのような奴に限って逆に言われると、怒り出すから始末に悪いね。
ま、本当にそんな予知能力があるのなら、それで食べていけると思うんだがね(笑い)
と、お話が少しそれましたが、人を見抜く力などないのだから、今回の面接で私の判断で、本当は「能力」や「人間的良い人」を見抜けなかった為に、その人にチャンスさえやれない事を考えると心が痛むね。

今回は、「デザイナー」の面接だったので、作品を評価することは勿論だが、出来る限り、常識的な対応が出来るのかを判断材料で、私の方は評価しました。

しかし、話は変わりますが、私の頃と比べて、物も感性も変わったんだろうね。
求職希望のデザイナーの作品にはびっくりだね。
私がこの世界に飛び込んだ時に、某雑誌に作品が掲載されて、少し騒がれた事があるのだが、その作品を今見せるのがとても恥ずかしい位、今の新人の子が作る作品は凄いな。

最後は日記とテーマが変わっていまったが、どうかこの若い子達が、飛躍できるよう願いたいね。

文章:小室圭三 (平成23年1月19日)