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代表者メッセージ(日記)
ある私の思い出 その1
先日、テレビ東京放映、「カンブリア宮殿」でテーマが「モスバーガー」だったので視聴したのですが、「モスバーガー」の徹底した顧客主義や現社長の体験からの顧客主義などを見て大変に素晴らしいと思いました。
やはり、商売にしろ、人とのお付き合いにしろ、「自分勝手」「不協和音」などを起こしていたら、前に進まないし、良い結果が得られる訳はないと思いました。
モスバーガーの「顧客満足」とは少し違う話なのですが、私のある経験を思い出したのでその経験談を書いてみようと思います。

あれは、私が17歳の頃、新宿の24時間営業をしている喫茶店でアルバイトをしていました。
学校がない時は、昼間にシフトをおいてもらい、学校がある時は夕方からのシフトでした。
新宿の24時間の喫茶店であるから、お客さんは無論の事、働いている人も、一癖も二癖もあるような連中が集まってくる。
今回は、そこで働いていた29歳の人の話、仮にその人をIさんと呼びましょう(当時を知っている人は、笑いが漏れるでしょう)。
Iさん、普段、ある化粧品メーカーのセールスマンで、仕事のない土曜日の深夜、日曜日の深夜など喫茶店でアルバイトをしていました。
見掛けは、エリートサラリーマンと言う雰囲気そのままで、29歳だったのだが、当時は、38歳位に見えました(笑い)
ま、少しでも多くお金を稼いで、老後対策か、自分の住まいなどを確保したかったのだろう。しかし、そのIさんから話を聞くと、かなり転職もしたみたいで、前職はコンピュータ会社にいたらしく、自分のマイコンピュータを持っていました(ま、コンピュータと言うよりも手のひらで計算が出来る電子計算機を少し大きくしたやつ、それでも当時は高価だった)。
そのIさんですが、それで何かあったのか・・・・
実は、ほぼ全員のアルバイトから大変に嫌われていたのでした。
それはどうしてか、29歳であってもアルバイトである、週に2回、決められた時間しか出勤がない、しかし、何を勘違いしているのか、その人が来ると店長気取りで、他の人にあれこれ指示をする。(勿論指示を出せるほどの経験はないし、指示を出しても良いと店舗からの指示もない)

そこで、私との幾つかのエピソードを書いておこう。
私が出勤してくると、いきなり「トイレの清掃」「床の清掃」などを指示される。勿論、この場合、決して悪い事ではないと思うだろうが、しかし、このトイレの清掃、床の清掃は、Iさん自身が本来ならやらねばならない仕事・・・
で、その清掃が終わると、お店のおしぼりで、手を拭き、顔を拭いた(私以外の人もおしぼりを使うので)すると、Iさんいきなり「お前、そんな事でおしぼりを使いやがって、おしぼりの経費は幾ら掛かると思っているんだ」と永遠に説教を受けた。
だが、しかしその後、Iさん、深夜勤務明けで、これから昼間の仕事に出勤しなければならず、私に説教を終えると、何も悪ぶれた様子もなく、新しいおしぼりを手に更衣室へ着替えに行くと、そのおしぼりで自分の体を拭いている(笑い)
私が使うおしぼりと彼の使うおしぼりとの目的は違うのだろか・・・・

次に、確か連休があった週で、銀行が休むので両替が問題になる。両替が必要になると毎度、私がパチンコ屋で、両替をさせられる。
この行為、パチンコ屋さんに見つかれば、私自身怒られる・・・なので、この作業が嫌で仕方がなかった。
結局、Iさんの命令で、パチンコ屋に両替に行かされたのだが、ある日、途中、働いているお店の社長と会った、何処に行くのかと聞かれたので、パチンコ屋に両替ですと答えると、社長は、自分の財布の中から、必要な両替分のお金を変えてくれた。
そしてお店に戻るとIさんが「あれ、戻りが早いね」と言うので、社長に会って両替して貰った事実を話すとIさん、私に切れはじめた「バカヤローどうして、パチンコ屋に行かないんだ」しかし、この怒りがとても理解が出来なかったので、今までの鬱憤が爆発!私とIさんは大きな喧嘩になった。
ま、こんな理不尽な話が私以外の人にも多く、Iさんは、そのお店の「ガン」であった。
しかし、本来の店長が、29歳で同じ年と言う事もあり、店長とIさんが仲が良い以上、Iさんの天下ではあった。

で、ここから本題の話になるのですが、そのIさん、化粧品メーカーのサラリーと、喫茶店の店長の役目を貰えれば、高給間違えがないし、両仕事も手が抜けるとでも思ったのか、店長と交渉した上で、深夜勤務の社員となった。
そおなれば、彼の天下、ある意味その店長の誤算・・・
彼は社員になる為に口を利いてくれた店長を裏切り、店長の座からひきずり下そうと企てた。
勿論、店長とIさんの人柄では、ほぼ全員のバイトは店長側についたが、Iさんともうひとりのバイトは、Iさんの口車に乗ってIさん側についた。
Iさんのやることは大変に酷く、とにかく、呆れてしまう。
しかし、ここで面白い事情がまずは起こる。深夜の社員になったのはいいが、週に公休は1回しかない、深夜の勤務に対して手を抜いて働いても寝る訳にはいかず、昼間の仕事も当然手抜きになる。
化粧品メーカーは、ある日、彼を解雇した。
しかし、彼も当面働かなくてはならず、喫茶店に自分の居場所を作るために更にエスカレートし、自分の居場所を作り始めた。
結局、そのIさんの行為が馬鹿馬鹿しくなり、ひとり抜けふたり抜け、ほぼ全員がそのお店を辞めてしまった。

彼の天下になるはずが、その原因を知っている社長は、Iさんを店長にはしなかった・・・・
で、Iさんですが、本来の自分の過ちに気がつけば良かったのだが、その後チャンスを伺っていたのだろう、しばらくそのお店1本で仕事をおとなしくしていたらしい。
が、私が19歳か20歳位の時に、そのお店を含めて数店舗を経営してきた社長が突然閉店を宣言(理由は分かりません)
Iさんも自動的に職を失ったはず・・・・
で、その後私が22歳位だったか、地下鉄の中で、Iさんと出会った・・・当時はエリートサラリーマン的な雰囲気をまとっていた彼だったが、すかり落ちぶれた様子で地下鉄に乗っていた。
勿論その時は声を掛けなかったのでだが、如何にも真面な場所で、仕事をしている風には見えなかった。
そして、私が32歳位だったか、新宿のある喫茶店で、老けたおじさんから声を掛けられ、みるとIさんだった・・・・Iさん結局、喫茶店から這い上がれず、今日まで個人経営の喫茶店を転々としていたらしい。
しかし、その時も、相変わらずプライドばかり強い口ぶりに、なんだかIさんが可哀想にも見えたのだが、しかし、結局それは自分自身が悪いのだ。
ある意味、私を見下した態度はとっていたものの、自分は名刺のひとつも私に出せない環境である。
自分の過ちを悟り、反省する姿勢でもあれば可愛いとも思えるが、ま、罰ってあるんだなと思った。
結局、自分の我が儘、自分だけの利益だけを考えて人を不幸に陥れたのだから、仕方がない・・・・
その後のIさんの事は知りませんが、結局、彼は自分の理想や信念さえも貫けずに言い訳だけで人生を終えるのだろう・・・・・

少しモスバーカーさんのお話とは飛躍したと思うが、しかし、やはり自分勝手な理屈や行動では、誰からも支持されないし、前に進めないと思う。