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代表者メッセージ(日記)
知り合いの会社の事情にショックを受ける
ジャムハウスを創業したのは2001年8月になるのですが、その前後だと思うのですが、同じような地域で同じような会社の社長をしていたA社長と知り合いました。
A社長とは、同じような時期の創業(先方が1年早い)同じ業種、同じようなメンバー体制であり、何よりも知り合って私が嬉しかったのは、創業の志と、業務内容の一致だった。
私たちは知り合って直ぐに意気投合した。年齢はA社長の方が8歳位若かったけど、彼は常に自転車で顧客を周り、私はバイクで顧客を周る小さな会社の社長と言う立場だった。
何よりも創業時の企業コンセプトが同じで有ったのは大変に嬉しかった。
しかし、地域がある意味近いので、勿論、ライバル企業関係でもあった。
知り合った当時は、たまにメールのやり取りをしてお互いを励まし合ったり近況報告をし合ったりしていた。
そして、A社長は、企業コンセプトに対応したサービスを作り上げた。
そのサービスは私も考えていたのだけど、A社長は、やる事が早かったのと、ピーアール力が優れていたので、一気にサービスはブレークし顧客を取り込んで行った。
すると、創業して5年もしないうち、事務所を移転、従業員も15人程になっていた。
彼の考えたサービスは、色々なメディアで取り上げられ、アッと言う間に、大きなビルのワンフロアを借り従業員も100人はいたんじゃないか、私たちの業界では、ある意味大手の企業へと成長した。
ただ、会社が大きくなれば、創業時のコンセプトとは少し違いが見えてきて、そんな状況に、A社長は、「小室さん、会社が大きくなると仕方がないんだよね」と言っていた事を思い出す。
その後最後に会ったのが8年も前かな、彼の成功に祝福の気持ちも有ったが、同じようなスタートラインで、同じ志を持った人への嫉妬も有った思う。近年では、会う事もメールでのやり取りも無くなっていた。

そして、今年に(平成31年)入り、A社長の会社が有った場所の前をバイクで通る事は有っても歩いて通る事は無かったのだが、先日、前を通ったので、久しぶりに会ってみょうとビルの中に入ると、そのビルに会社は無かった。
多分、あれから更に大きくなって別の場所に移転したんだろうと思い、会社に戻ってからA社長の会社をインターネットで調べたのだが・・・・・
会社は有って、移転先も分かったのだが、業務内容を見てびっくりした。
以前の業務内容とは大部かけ離れていて、私は「大きくなると本当に仕方がないのかな」と少しショックを受けたのだが、その後もっとびっくりする事が有った。
なんと、従業員人数が書かれていて、10名となっていて、社長名もA社長ではない、役員のお名前も書かれていたけど、知っている人物がひとりもいない・・・多分、同じ名前の違う会社だろうと思っていたのだが、会社沿革を見ると確かにA社長の作った会社で有った。
「何か起きたんだ」
私は、早速、インターネットでA社長とA社長の作った会社の事を調べてみると、幾つかの事が分かった。

    ・6年位前に大手の企業と業務提携を結んでいた
    ・A社長時代、社員のお給料は桁外れていた
    ・3年前にA社長は退社し、新しい会社を作った
    ・A社長の新しい会社は元々売れたサービスを土台に進化した会社になっていた

それから、A社長とは会った訳でも、連絡した訳でもないが、幾つかの仮説を私なりに立てた。

実は、私たちのような業界ではよくある事なのだが、大手企業が自身の補えない部分やサービス強化に、小さいけれど業務上乗っている企業に業務提携の話を持ち込んで巻き込み、しまいには吸収するしてしまう事は良くある話である。
ジャムハウスももう10年位前にある大手企業より業務提携のお話を頂いた事が有った。
私たちはお断りしたが、私の周りに有った知り合いの会社やフリーランスなど、どんどん取り込まれ、しまいには吸収され、今ではその大手会社の社員でいるか、退職して別事をやっている。
多分、A社長も、大手企業の業務提携に巻き込まれ、会社を困惑させてしまったのではないか・・・・ それで、A社長は責任をとる形で退職して、残ったメンバーで現在の会社を存続させているのではないか・・・・
私が考えるのに、知り合った頃のA社長を知っている限り、自分が創業した会社をあっさり手放すとは考え難い・・・・
また、心配なのは、A社長が新しい会社を作ったのはいいが、以前ヒットしたサービスは、今ではポピュラー化してしまい、あまり大きな需要はない。
本当は、A社長と会ってお話を聞かせて貰いたいと思うけど、長い間会ってもいないし、いきなりこの件で話を聞くのも失礼な事だと思うので、何時か自然に再会出来る事を望んでいる。

しかし、会社を維持する事って本当に難しい・・・・・
よく、会社経営を舐めているような事を言っている奴がいるが、会社経営だけは行った者でしかその難しさは分からない、頭で考えているだけでは駄目出し口だけでは何とでも言える。
また、私も創業当初は、会社を大きくしたいと大きな夢を持っていたが、必要以上に大きくしても維持が出来ないのなら仕方がないと思う。
男の子として考えれば、夢を大きく持つことや目標を大きく持ってやり遂げるのも悪くはない、しかし、ある意味調子に乗り、途中で駄目になってしまえば、関係する人達に迷惑もかける。
事業継承だって、大半が無くなっていくが、時代環境や、経営者の力量もあり、消えていく企業が大半の状態・・・・・・・
会社を経営することは本当に難しい・・・・・・