0

代表者ご紹介
小室のインタビュー記事

そうすると、会社に就職する前に、会社を立ち上げたと言う事ですか。

(笑い)そうです。順序が逆ですよね。
会社に就職する前に、フリーランスと会社を立ち上げたのですから、しかし、会社を立ち上げたと言っても私は協力メンバーに過ぎませんでした。
結局、先にも言ったように、何も知らない子供のような人でも、営業して仕事が直ぐにとれる時代でしたから、立上げのメンバーで、中心人物をした人が、結局お金に目がくらんだのと、そんな状況で自分はデキル人と錯覚したんでしょうね。
金を儲けて、その後直ぐに失速してしまいました。

小室さんはどうなされたんですか

こうなることは分かっていたんですが、彼の暴走を止められませんでした。
だって、彼は当時は僕のひとつ歳が下なんですが、社会経験がまるでない、そのまるでない子が、営業して、どんどん仕事が入ってくるんだもんITバブル時代は凄かったですよ。
しかし、どんなにITバブルが盛んでも、世の中不景気でしたから、これは長く続かないと、予想してました。
結局、1年も持たなかった。
今考えるなら、もっと経営に参加して、自制させておけば、今頃は・・・なんて考える事もしばしあったんですよ。
で、フリーの件と会社立上げの頃の実績が有ったので、結局、就職してじっくりデザイン会社やその仕組みを経験して、独立しょうと、就職活動を行いました。

しかし、色々経験したんですね。

ま、経験と言うより、順序を間違えましたね(笑い)
でも、時代ですからしょうがない。
で、就職活動が始まったのですが、これが思ったほど上手く行きませんでしたね。

そうなんですか、雑誌掲載、実績と、十分な材料じゃないですか

そうなんですが、マルチメディア学校も増えきたので、その分、若い奴の就職活動も増えてきた時で、2名採用の枠に100名は応募があるんですからね(笑い)
後で聞いた話ですが、100名の応募があるとその内、10名は面接に来ないらしいですよ。
そして、更に10名は、勘違いの人、言うところの、基本ソフトも作品もない人、それでも2名枠に80名ですからね。
だから、私の場合は、作品だけではなく、企画書までつけて面接に望みましたよ。
若い奴に負けない付加価値を自分なりに考えて、出せる技は皆出しました。

それでも、直ぐに決まったんですよね。

いやいや1年は掛かりました(笑い)
1年就職活動をして、60社は受けましたかね(笑い)
毎週、どこかの会社に面接していたんですよ。
だから、面接中に切れた事もありましたね。
言われて嫌な事があり、それを平気で言う奴には切れましたね。

どういうことですか

例えば、面接の質問で、この業界に関して思う事や、この業界の将来に関して聞かれて、当時、思った事を話すと、面接官が、「君の言いたい事は分かったけど、君が思うほどこの世界カッコイイ世界ではないよ」と言われるのがとても嫌でね、誰もカッコイイなんて思っていないですよ。
この世界に転職する事に、並大抵な気持ちで来ているわけじゃなかったので、この言葉をいう奴には、切れましたね。
今言うと、世間を騒がした某会社の社長とも面接会場で言い合いました(笑い)
また、募集をしておきながら、面接する気がない会社もあったし、当日、用事で面接官がいないので、作文を書いて帰ってくださいなんて失礼なバカ会社もありましたね。
で、60社目位で、私としては大手柄で、大手のデザイン会社で採用が決まりました。

おめでとうございます(笑い)しかし、聞けば聞くほど波乱万丈ですね。

ま、計画性が途中でずれたのがいけなかったですね。
しかし、大手のデザイン会社に入っても、結局上手く行きませんでした。
このデジタル業界は、当時は、若かった事、いきなり芽が出た業界ということもあり、ルールブックがない状況だったんですよ。
ま、多少あるとしたら、紙のデザインの世界がそのままウェブに降りてきた時代で、とにかく、若い奴が適当にやって何とかなった時代で、アナーキーな状況ですよ(笑い) ホームページは、紙媒体やテレビと違って、ビジネス文化に溶け込めば、ビジネスツールとしての可能性があると当時から踏んでいたので、大手のデザイン会社が行っていたルールにただただ失望しましたね。

え、そうなんですか

結局、その会社、やっと入ったですが、直ぐに辞めてしまいました(笑い)
でも、それは良かった事だと今でも思っています。
予想とおり、今その会社さん、無くなってはいませんが、随分縮小してしまいました。
長く勤めていても、自分のビジネスとしてのスキルは上がらないと思いますね。
そこから、自分の可能性と自分の想いを背に、ジャムハウスを立ち上げる事になります。

いよいよですね。

しかし、直ぐに上手く行くわけもなく、最初は色々とアルバイト等を併用して理想を形にするように動いていました。
実は大手のデザイン会社に居た時に、クライアントさんから呼び出されて、私の前任者が、企画したホームページなんだけど、結局上手く行かずに、不満を私に言うんですよ。
その時の企画書を見ても、十分に書けているんですが、現実は、この企画書通りにはならないだろうなと思ってましたし、そのクライアントさんも一流企業ですからね、会社の面子もあるし、それは、凄い怒りようでしたよ、でも当時は私自身もだからと言ってもそれをフォローする手段がなかった。
誰もがインターネットに期待してはみたものの、使い方を誰も理解しようと思っていなかった。
それを探ろうとも思わない、そんな感じでしたね。
で、またある時に、ジャムハウスになった時に、小さな会社さんの社長が、「小室さん、ホームページって結局の所、デザインではなく、検索エンジンに掛かるか掛からないかじゃないんですか」と言われて「検索結果の1ページ目に掛かるにはどうすればよいのですか」と聞かれ、答えようが無かったんですよ、今のようにキーワード広告もない時代でしたしね。
しかも、私の知人で、趣味のホームページですが、素人デザインで、日にアクセスが300アクセスあり、広告の依頼が殺到していて、知人のサイトのアクセスの訳を調べてみても、検索エンジンからのアクセスが圧倒的なんですよ。
それから、SEOの研究が始まりましたね。

SEOの研究ってどうしたのですか?さしつかえないければ教えて頂きたいとのですが、

SEOの研究のひとつは、実際に「ホームページの運営を行う事です」ですから、制作の立場から、色々なサイトを立ち上げたり企画を作りましたが、実際に個人レベルでは予算もないじゃないですか、だから実際にポータルサイトの運営をしている会社さんに頼み込んで「運営に参加させて頂きました」しかし、これも失望と言うか、自分の理想と言うか求めている事とは別世界で、今から考えれば良い勉強だったなと思いますが、しかし、当時は30代の半ばまで来ていたので、かなり焦りがありましたね。

その理想と現実の部分を教えてください。

結局、現在でも言える事ですが、私の考えがそうだったように「理想と現実は違うのです」今日来場した皆さんにここはポイントになると思いますからよく聞いてくださいね。
ホームページって理想論が簡単に唄えるんですよ。例えば、ハンドバッグを販売しているサイトを運営しているとして、ハンドバックの販売と購入見込者のアクセスが上手く行かないとします。
すると、ハンドバックに関するコミュニティサイトを作り、そこで集客して販売サイトに繋げれば良い、そう考える人が多いし、理論的に言えばその通りです。
しかし、それをもっと冷静に考えてください。「販売サイト」の集客も出来ない人が「コミュニティサイト」を作って集客が出来ると思いますか・・・・
普通に考えればナンセンスな話なんです。
先にも言ったように、若い業界ですから、若い方が大変に多かったので、「希望的観測」な行為でまんえいしていましたね。
ですから、若い方との衝突は避けられませんでしたが、こちらは「運営を学びたい」と来ている身ですから、結局彼達に従うしかない状況が続きましたね。
ま、失敗からかなり学ばせて貰いましたが、しかし、ストレスも大変なモノでしたね。

う~ん・・・聞かされて初めてなんか私自身実感させられますね。

結局、自分自身に置き換えてみても分かると思いますよ。
自分の人生、思い通りに1から10まで過ごせた人なんていやしない。現実は理想通りに行かないそれだけですよ。
それと今日来ている若い方に言います、別に右から左へ流しても結構です。
私の経験上、若い方ってアイデアが有っても粘りがまるでない。
それって悪い言い方をすれば、口だけで終わっていると言う事です。
人間は口があるし声も出るからと言って、ストレートにモノを話す事は決して犯罪ではありませんが、「大口は結局、自分の恥の上塗りでもある」と私は思っています。
もう一度よ~く考えてみてください。自分で言った事を1割でも2割でも実行出来ていますか?
口で創業する、金儲けをするなんて簡単に言えますが、しかし、創業する勇気、維持できる情熱は大変にエネルギーのいる事なんですよ。
私の廻りにもその手の人間は沢山います。質が悪いのは、そんな口だけの人間に限って「自分は偉い、自分は素晴らしい」と思っている。
結局、最後は人間結果です。
結果を出せばいいんですよ。結果を出すために「動かなくてはいけない」だから、創業を目指しているのなら、創業をしなさい、金持ちになりたいのなら、その努力を惜しまない事です。
なれもなしない、努力もしない、口だけでぐたぐた言うのだけは止めて貰いたいです。
ましてや、努力している人間を揶揄するのなんてもっての他ですよ。
少し話がそれましたかね・・・・・

そんな事はありません。私自身、自分の想いに反省しています。

SEOの研究の話でしたね。
制作者として、制作をして、実際に運営すれば、先の話ではありませんが、アクセスはない、ヒットもしない状況が続きます。企画通りにはいきません。
それを「デザインが悪いから」と逃げ出す人もいる。
結局、人ってコンセプトは持っていても戦略がない、戦略がなければ戦術も生まれない、だから誰も戦略を立てないので、私自身で戦略を立て、仮説を幾つか考え、コツコツとひとりで繰り返していました。


1
 
2
 
3
 
4
 
5
 
6